サラリーマンの本業は労働、複業は商売!時給思考では複業は成功しない
サラリーマンが複業を始める上で抑えておくべきポイントは、本業と複業の性質の違いです。
本業のサラリーマンは労働であり、複業は商売です。
この性質の違いを理解しておかないと、複業につまづきやすいので、その概念を解説します。
サラリーマンの本業は労働である
サラリーマンとしての本業は、1つの会社に勤めて働くことです。
会社に対して自分が持つ時間を提供し、その時間で会社が要求する業務に従事します。
週休二日制の会社で働く場合、1週間の7日のうち5日、8時間程度の業務に当てています。
こうしたサラリーマンの働き方というのは、労働であると言えます。
労働=時間を提供して対価を得ること
労働というのは、会社などに時間を提供することで対価を得る形式の働き方です。
前述したように、自分が持っている時間を会社の業務のために費やすことで、対価として給料をもらいます。
会社が倒産しそうなほど経営が厳しい状態でなければ、必ず労働することで、給料をもらうことができます。
そうした意味で、サラリーマンは会社に自分の持つ時間の多くを提供することで、安定的な収益を得ています。
複業は労働ではなく、商売
サラリーマンの本業が労働なのに対し、複業は労働ではありません。
複業というのは、自分が持つ強みを生かした”サービス”を提供することで、提供相手から対価を受けます。
サラリーマンの労働の場合、提供するものは”時間”でした。
はっきり言ってしまえば、時間さえ提供しておけば、対価として給料を得ることができます。
しかし、複業の場合は、提供物は時間ではなく、自分が用意したサービスです。
そのため、すごい時間をかけて作り上げたサービスだからといって、費やした時間に応じた対価が得られるわけではありません。
※ここでの複業ではアルバイト・パートタイムは含んでいません。
お金を得る仕組みを作り、実戦すること
複業が商売ということは、お金を得る仕組み作りを実践することになります。
不便・不満・不足を感じている人の「不」を解消するようなサービスを作ることで、それによる対価として報酬を得られるようにすることです。
最近では決済手段やサービス提供のプラットフォームも増加し、さらにユーザー側も個人のサービス提供を受けることへの抵抗感も少なくなっているため、複業しやすい環境になりました。
ただ、実際に報酬を得られるサービスを作るというのはやはり大変な作業です。
試行錯誤・トライアンドエラーを繰り返しながら、ユーザーの潜在的なニーズを見つけ、それを解消できるようなサービスを作りあげることが複業で求められています。
労働視点(時給換算)では複業は絶対に成功しない
複業を始めたばかりの頃は、複業に費やした時間に対し、得られた収益は微々たるものです。
(収益)/(時間)という時給換算した結果では、時給1円といった低単価になることもよくあります。
そのため、本業の労働視点で複業を考えてしまうと絶対に成功しません。
アルバイトした方がましという結論に至ってしまうからです。
ただ、複業というのは商売で、お金を得る仕組みを構築し、実践することです。
提供するサービスを作りあげ、対価として報酬を得る仕組みができてしまえば、本業での収益を上回る可能性を秘めています。
私のケースでも、複業を始めたころはかなりの期間、収益がありませんでした。
そのため、時給単価にすると、0円というもはやタダ働きの状態です。
しかし、そこでもめげることなく、継続した結果、本業の仕事の傍らの複業で月10万円の収益を得られるようになりました。
今では時給単価にすると、2000円を超えており、時給換算の利益はどんどん増加しています。
仮にアルバイトなどしていた場合は、1000円は超えていても、伸びはなかったと思います。
なので、複業を成功させるためには、本業のサラリーマンの労働思考は一旦おいておき、商売として捉えることが重要です。
まとめ
今回、サラリーマンの本業は労働であり、複業は商売であることを解説しました。
サラリーマンは会社に自分の時間を提供することで、対価として給料をもらいます。
それに対し、複業は自分のサービスを提供することで提供者に報酬をもらいます。
時間を提供すれば、給料が担保される本業と違い、複業は商売であり、時間だけ提供するのは意味がありません。
商売として、お金を稼ぐ仕組みを作ることが複業では求められています。
そのためには、本業の労働での考え方はおいておき、複業を商売として捉え、自分の強みとなるサービスを作り、稼ぐ仕組み作りを実践しましょう。
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