サラリーマンに複業が求められる理由~副業でスキルを磨き、本業スキルの棚卸し

2021年の今、サラリーマンには複業が求められています。

なぜサラリーマンが複業を行なうべきなのか?副業スキルを磨くことが本業のスキルの棚卸しに繋がります。

今回、サラリーマンが複業に取り組むべき理由について解説してみたいと思います。

終身雇用できる会社は減少の一途

2021年を迎え、終身雇用はますます制度として難しい局面を迎えています。

従来は新卒で入社した会社に定年まで勤め上げる、終身雇用のサラリーマンが一般的でした。

しかし、日本最大の自動車会社のトヨタですら、「終身雇用の継続は困難」と発表しています。

これはトヨタだけに限った話ではなく、多くの日本企業がそのように考えていると推測されます。

それに加えて新型コロナウィルスの流行で、大企業も業績悪化が深刻化しています。

業績悪化に伴い、リストラ実施されたり、さらには倒産するといった企業もニュースで報じられています。

そのため、今のサラリーマンは新卒で入社した企業に定年まで勤められる人は少ないです。

サラリーマンとして今の会社に勤めたあとに他の会社に転職する、起業といった自らビジネスを立ち上げることを想定しておく必要があります。

その会社だけで通用するスキルではリスクが高い

かつては終身雇用を前提としてサラリーマンで働く場合は、社内調整力や社内政治力が重要なスキルでした。

サラリーマンがこれらのスキルを磨くことで、業務やプロジェクトで成果を上げ、会社内で出世するという流れでした。

しかし、転職や起業することを前提に考えると、社内政治力などの勤めている会社でのみ有効なスキルはリスクが高いです。

なぜならば、これらのスキルはその会社でのみ通用するスキルで転職などでは使いにくいからです。

もちろん本業でも転職や起業で役に立つスキルを鍛えることも大切ですが、なかなか社内調整に追われることが多く鍛えづらいです。

複業を行うことで本業以外のスキルが身につく

そこで、サラリーマンの人に複業を持つことをオススメしています。

本業以外の生業、複業(副業)を行うことで、本業では得られないスキルが身につけることができるからです。

本業のスキルは会社の業種や上司から与えられた業務から磨けるものが限定されています。

けれども複業の場合は、本業とは異なり自分が磨きたいと思ったスキルを磨くことができます。

そうすることで転職や起業する際にも役立てられるスキルを身につけることが可能です。

さらに、複業で培ったスキルから本業のスキルを比較すると、本業スキルの棚卸しにもなります。

自分が本業のサラリーマンで身につけたスキルの中で、社内のみ通用するスキルなのか、転職しても通用するか判別することもできます。

まとめ

今回、サラリーマンが複業すべき理由について紹介しました。

サラリーマンが本業の仕事だけを行っていると、社内調整や社内政治などの所属する会社だけで通用するスキルを磨きがちです。

しかし、サラリーマンが複業を行うことで、複業で転職や起業などにも役立つスキルを身につけることができます。

さらに、複業のスキルと本業のスキルを比較することで、本業スキルでも転職・起業しても通用するスキルが識別可能です。

サラリーマンが本業だけに取り組んでいると、その会社だけを見てしまい近視眼的になりがちです。

転職や起業なども見据え、多面的に本業を見つめ直せるようにもサラリーマンは複業に取り組みましょう。