本業をサボって時給単価を上げるのは局所解。最適解は本業×複業のかけ算

コロナ禍によって在宅勤務中心の仕事スタイルになり、本業の手を抜く人が増えています。

本業をサボって複業に取り組めれば、必死に仕事に取り組むよりも個人としての時給単価は非常に高まります。

しかし、局所解に陥り、将来的に自分にとって損なケースもあります。

時給単価思考が大切

自分が働くということを考える上で、捉え方の1つに時給単価思考があります。

時給単価思考は自分の労働を時給で計算し、その時給単価をアップさせるように取り組む考え方です。

例えば、1万円を稼いだ場合でも、10時間かかったら時給は1000円にですが、時間を短縮し、8時間で済めば時給1250円になります。

このように時給という尺度で自分の労働価値を捉えることで、本業+複業も含めた働き方を効率化できる指標とすることができます。

本業を手を抜けば、時給単価がアップ

時給単価を向上させることを目指すために、手っ取り早くできる方法は本業をサボることです。

例えば本来本業に取り組むべき時間である2時間を副業に充てれば、2時間分の副業の成果を得ることができます。

さらに、サボっているとはいえ、本業としても2時間がカウントされるため、本業の時給+副業の時給の合計となります。

そのため、本業をサボった時間を副業に取り組めば、自分の時給は間違いなく上がります。

本業をサボるだけでは局所解

しかし、本業をサボるというのは一時的には時給単価は上がるものの、最適な解ではありません。

なぜならば、本業をサボった分、本業の成果は確実に減少するため、本業での評価は下がるからです。

評価が下がるだけならよいですが、本業をサボっているうちに周りの同僚や上司からも疑惑の目を向けられ、下手をすると懲戒処分を受けるリスクもあります。

今の会社にいる意味もないし、言われればいつでも辞めるという場合は使える手段ですが、後々別の会社に転職した時にもそうした評判が伝わってしまうかもしれません。

本業で成果を上げ、複業のかけ算で時給アップ

大切なのは、本業は本業としてきちんと取り組み、成果を上げることです。

そうして本業で上げた成果・経験を活用し、複業につなげることで、本業でも時給を上げ、複業でも時給を上げることができます。

信用というのは築くのは長時間かかりますが、崩すのは一瞬です。

本業で培える信用というのは、複業においてかけがえない財産とも言えるものです。

それをしっかり築き、その信用やスキルを活用し、時給単価アップを目指すように取り組むことが重要です。

これは本業と複業のかけ算であると考えています。

足し算であれば、あくまでそれぞれの成果を足し合わせるだけですが、本業と複業をかけ算できる仕組みにしておけば、成果は2次曲線のように急激な伸びを示します。

そのため、短絡的に本業をサボって複業に取り組むのではなく、本業×複業のかけ算を意識して時給アップに取り組みましょう。

まとめ・終わりに

今回、自分の時給単価を上げるために本業をサボるのは局所解になる恐れがあることを紹介しました。

本業の時間をサボって複業を行えば、たしかに複業で稼いだ分時給単価が上がります。

しかし、サボったことが露呈するリスクや本業の評価が下がるなどマイナス面もあるため、局所解であって最適解ではありません。

最適解は本業にはしっかり集中して取り組み、得た成果・経験を活かして複業に取り組むことでかけ算できるようにすることです。

そうすることで、本業と複業で得られる収入が足し算ではなくかけ算的に伸びていくことができます。

新型コロナによって在宅勤務で上司の目がないからといって、サボることはせず、しっかり複業につなげるよう本業は集中して取り組みましょう。

複業術

Posted by yamatake